ヤギオとムネチカの絆が始まった夜
深夜ドラマ枠に、とんでもないダークファンタジーが降臨しましたね! 「UNREAL-不条理雑貨店-」、ついに第1話が放送されました。原作コミックの持つ、妖しくも耽美な世界観が、主演の染谷俊之さんと小西詠斗さんの魅力で、想像以上に素晴らしい映像になっていて感動です!
第1話は「悪食の天秤が裁く欲望」というタイトル通り、いきなり人の心の奥底にある「悪」を突きつける、強烈な導入でした。ネタバレを含めて、感想をたっぷり語っていきたいと思います!
第1話 あらすじ(ネタバレあり)
物語の舞台は、海名月市という海辺の街にある、美しい骨董品が並ぶ雑貨店「UNREAL」。店主のヤギオ(染谷俊之)は、アンティーク店には似つかわしくない、いつもジャージ姿でミステリアスな雰囲気。近くのカフェ「海桐-TOBIRA-」で働く高校生の宗哉〈ムネチカ〉(小西詠斗)は、なぜかヤギオのことが気になり、何かと世話を焼いています。
そんな「UNREAL」に、三浦(石黒英雄)という男性客が訪れます。彼は取引先への手土産を探しに来たと言いますが、実は、別れた女性にストーカーまがいの行為をされ、仕事にまで影響が出ていると悩んでいました。
ヤギオは三浦を店内の「悪食の天秤」の前に案内します。その天秤は、「持ち主の悪の気持ちの重さに応じて、トラブル相手に裁きを下す」という不思議な力を持っていました。ただし、ヤギオは「もし、その裁きがあなた自身に返ってきても、文句は言えませんよ」と、この雑貨に隠された**「不条理なルール」**を告げます。
焦燥感に駆られていた三浦は、ヤギオの忠告を無視して天秤を購入。すると、ストーカー行為をしていた女性のSNSが炎上するなど、次々と三浦の願い通りに裁きが下ります。
しかし、それは三浦自身の「悪の気持ち」が増幅した結果でした。彼はストーカー女性のことで、実は彼女の弱みを握って優越感に浸っていたという、心の闇を抱えていたのです。最後、天秤の力は三浦自身に跳ね返り、三浦は仕事も人間関係も全てを失い、悲惨な結末を迎えてしまいます。
事件が解決(?)した後、ムネチカはヤギオに「三浦さんのことが心配だ」と問いかけます。ヤギオは「あなたは何も知らない方がよかった」と冷たく突き放しますが、その顔にはどこか寂しげな表情が浮かんでいました。ヤギオとムネチカ、二人の間に流れる不思議な絆の片鱗が見えるラストでした。
第1話の感想と個人的見どころ
ミステリアスすぎる店主ヤギオ(染谷俊之)!
染谷俊之さんのヤギオ、想像以上にハマり役でした!ジャージ姿なのに、あの端正な顔立ちと冷たい視線、そして骨董品を扱う指先の美しさ! 全てがミスマッチでミステリアス。ヤギオはただの店主ではなく、この「UNREAL」という場所と、そこに訪れる客の欲望を静かに見つめる「審判」のような存在なのだと感じました。
特に、「もし、裁きがあなた自身に返ってきても…」と、三浦に忠告するシーン。冷徹に見えて、どこか人間的な優しさが残っているように見えて、彼の過去に何があったのか、ものすごく気になります!
世話焼き高校生ムネチカ(小西詠斗)との尊い関係性
ヤギオとは対照的に、太陽のように明るくて真っ直ぐなムネチカ。小西詠斗さんの瑞々しい演技が、この深夜の妖しいドラマに一服の清涼剤を加えています。
ヤギオの健康を心配してカフェの出前を持ってくる姿がもう可愛い! ヤギオに冷たくあしらわれても、「あの人、絶対いい人なんだよな」と信じているムネチカの純粋さ。この二人の間の**「守りたい者と守られたい者」**の関係性が、この物語の大きなテーマになるんだろうなと感じました。ムネチカがヤギオの孤独を埋める存在になっていくのか、それともヤギオの闇に引きずり込まれてしまうのか…。この二人の未来にドキドキです。
「悪食の天秤」が映し出した人間の業
第1話のゲスト、三浦さん。最初こそ可哀想な被害者に見えましたが、天秤の力に頼り始めた途端、心の奥底に隠していた**「優越感」**や**「悪意」**が溢れ出して、どんどん醜くなっていく過程がリアルで怖かったです。
「この人から受けた苦痛を、罰として返したい」という気持ちは、誰しもが抱くものかもしれません。しかし、「悪食の天秤」は、相手への悪意だけでなく、その気持ちを抱いた自分自身の「悪」も測っていたんですよね。最終的に自分自身が裁かれてしまうという「不条理」。このドラマのタイトルに込められたメッセージを、ガツンと受け取った気がしました。
まだ始まったばかりですが、早くもその世界観にどっぷり浸ってしまいました! 来週は、市議会議員が登場して「ヘイズ夫人の手」という雑貨が物語を動かすようです。人間の欲望は尽きませんね…(戦々恐々)。毎週月曜深夜は、テレビの前で正座待機決定です!
