第2話「タパ子誕生と麻痺する倫理観」
「死ぬまでバズってろ!!」の第2話。前話でバズりの快感を知った浅野加菜子(与田祐希)が、本格的にインフルエンサー「タパ子」へと変貌していきます。バズるためなら手段を選ばない彼女の行動が、ついに危険な領域に踏み込んでいきます。(※本話のあらすじは、原作およびドラマの全体あらすじを基にした展開予想を含みます。)
あらすじ(ネタバレあり)
ひき逃げ動画で一夜にして注目を浴びた浅野加菜子は、その快感から抜け出せなくなっていました。彼女は、過激な告発系インフルエンサー「タパ子」として本格的に活動を開始します。タパ子となった加菜子は、視聴者の期待と自身の承認欲求を満たすため、さらに過激な「告発ネタ」を探し始めます。
彼女の告発は、世間の注目を集め、フォロワーは爆発的に増加。タパ子の影響力は日増しに強くなり、彼女は「世直し」をしているかのような錯覚に陥ります。しかし、その裏で加菜子の倫理観は少しずつ麻痺していき、「バズるなら手段を選ばない」という危険な思考に囚われていきます。
一方、加菜子の過激な告発は、新たな憎悪も生み出していました。タパ子の告発によって被害を被った者、あるいは彼女のやり方に反発する匿名の人々から、加菜子に向けた匿名の中傷や批判が急増します。加菜子は、初めてバズりの裏側にある「炎上」の怖さに直面し、精神的に追い詰められていきます。
そんな中、加菜子は偶然、警察官の渡辺(櫻井海音)と出会います。警察官である渡辺と、告発系インフルエンサーであるタパ子(加菜子)という、対極にある二人の関係は、今後の物語の大きな鍵となりそうです。
第2話の個人的な感想
「ネタがなければ作る」危険な一線
第2話の最大のポイントは、加菜子が**「バズるために自らネタを作り出す」という、インフルエンサーとしての一線を越えてしまうところではないでしょうか。SNSの告発は、時に正義となりますが、その目的が「バズり」にすり替わったとき、それは私的な復讐や犯罪**と変わらないものになります。加菜子の行動は、視聴者に「あなたの正義は本物ですか?」と問いかけているようです。
「バズり」と「炎上」の表裏一体
タパ子に向けられる匿名の中傷や批判の描写も、現代社会の闇をえぐっていました。誰かを叩くことで快感を得る人々、そして「正義」を振りかざしたことで、今度は自分が復讐劇の渦中に巻き込まれていくという展開は、このドラマが単なる流行のテーマを扱っているだけではない、深いサスペンスであることを証明しています。警察官・渡辺との出会いが、加菜子の人生をどう方向付けるのか、非常に注目です。
