第1話「愛してはいけない」
主演・大泉洋さん、脚本・野木亜紀子さんという期待のタッグが実現した「ちょっとだけエスパー」の第1話は、主人公・文太のどん底からの転落と、“ちょっとだけ”不思議な能力の覚醒が描かれました。笑いとシリアスの絶妙なバランスが光る、最高の幕開けでした!
あらすじ(ネタバレあり)
主人公の文太(大泉洋)は、会社をクビになり、家族も貯金も全てを失った人生どん底のサラリーマン。ネットカフェを泊まり歩き、生きる希望を見失っていました。
そんな文太のもとに、ある日突然「ノナマーレ」という会社から面接の案内が届きます。半信半疑で最終面接に向かう文太。そこで社長の兆(岡田将生)が文太に与えた課題は、なんと1粒のカプセルを飲むことでした。
戸惑いながらも、カプセルを飲み込んだ文太は、見事合格。兆から「あなたは今日からエスパーです」と告げられ、「人を愛してはいけない」というルールのもと、仲間と共に世界を救うミッションを与えられます。
そして、文太に発現した能力は、なんと「触っている間だけ、相手の心の声が聞こえる」というもの。“ちょっとだけ”すぎるその能力に、文太は「本当にこれが世界を救うことになるのか?」と首をかしげます。しかし、サラリーマン気質の文太は、その不思議な任務に全力で奔走し始めます。
さらに、文太は社宅で、自分を夫だと信じ込んでいる謎の女性・四季(宮崎あおい)と共同生活を始めることになり、彼の新しい生活はさらなる波乱を呼ぶのでした。
第1話の個人的な感想
「ちょっとだけ」がもたらす大泉洋の魅力
「触っている間だけ心の声が聞こえる」という、なんとも“ちょっとだけ”な能力設定が最高に面白かったです。エスパーなのに全然かっこよくない、むしろ能力のせいで面倒ごとに巻き込まれそうな文太の“どん底感”と“サラリーマン根性”を、大泉洋さんが見事に体現していました。特に、カプセルを飲むのをためらうシーンや、能力に戸惑う姿は、視聴者の共感を誘いました。
野木脚本の描く「愛してはいけない」の重み
「人を愛してはいけない」というルールと、妻だと思い込んでいる四季(宮崎あおい)との共同生活という設定が、物語に深いフックをかけてきました。これは単なるSFコメディではなく、「愛」という普遍的なテーマを、「ちょっとだけエスパー」という設定を通して描こうとしているのだと感じました。文太がこのルールをどう守り、四季との関係をどう進めるのか、今後の展開が非常に楽しみです。
